山田規畝子氏の著書を遅ればせながら読ませていただきました。「壊れた脳 生存する知」は脳卒中を発症してから経験したことに関することが書いてあり、自分に起こった、自分にとっては不思議なこと、他人にとっては理解できないことについて、いちいちうなずくことばかりでした。
私より重篤な症状でありながら克服しようとする、その原因を追究された体験を書いてくれていることはありがたいの一言です。
大きな反響があるということは、それだけ「高次脳機能障害」について知りたい、悩んでいる人が多いということです。目にみえないと言われるだけに自分のふがいなさ、周りからの目をきにするプレッシャーがストレスになって生きにくくなっています。
身近で問題になっていない限り、ほとんどの人は読んだりはしないと思いますが、もっと話題になって、高次脳機能障害への理解がひろまればいいと思います。