リハビリ 入院生活 脳出血

箸は種類によって使いやすい

投稿日:

利き手の右腕が動かなくなって回復していく段階で次のような進み方をしました。特に食事のとき何をつかっていたか順番に書きます。

(1)はじめはスプーンを左手で使っていました。昨日まで右手だったのでコツを掴むまで何回か失敗しました。なのでしばらくはビニールの首からかけるエプロンを用意してもらってました。コツは少々残っても気にしないということです。この頃はベッドで食事するルールでした。

(2)スプーンは4〜5日すると慣れましたが、このままではいけないと思い右手ではじめました。回復期の病院に転院したころにはじめました。リハビリ病院は食堂に集まって食事することになっていたので車椅子で食堂まで移動していました。

(3)昼に出る麺類から箸を練習し始めました。そばとかラーメンはうまくいきますがうどんが難しかったです。この頃からOTに言って箸の練習をはじめました。自主トレでも家族に箸を買ってもらって箸をつかう練習をはじめました。

(4)リハビリでは介護用の補助付きの箸からはじめて、小豆とかプラスチックのレゴのようなものを移動する練習をしていました。だんだん小さくなってゴマ粒などまでありました。

(5)割り箸を使い始めました。いままで普通に使っていたことがとても繊細な動きを要求されるものであると知りました。

一番難しいのは、私としては漆みたいにつるつるした箸です。割り箸はすべらないのでやりやすいのですがつるつるした箸でうどんを食べるのができなかったです。倒れる前は得意だった米粒や胡麻を箸のさきで掴む動作は最後まで苦手でした。

箸ができるということはある程度回復してきたと思います。

ありがとうございました。

また追記します。

-リハビリ, 入院生活, 脳出血
-, , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

良くも悪くもない

良いのか悪いのか意識しないようになりました。 最近は普通のことはできるようになって、頭も入院直後に比べたら良いような気がします。 以前は暗証番号の4桁も覚えていられないくらい混乱していました。 普通に …

報われる報われない

つらいリハビリをコツコツ続けるのは、その努力が報われる、または報われることを期待しているからです。 その想いについて、諦めてしまったり、半分は信じていなかったりするとリハビリにも熱が入らなくなります。 …

雑な依頼の仕方

雑に依頼してキレたもん勝ちと言わんばかりに怒鳴り散らす、こんなことがまかり通っていいんでしょうか。気に入らなければ時期構わず減給して、これでは安心して働けません。中小ワンマンの企業では従業員はこんなこ …

no image

思い通りにならない

振り返ってみると人生は思い通りにいかないことがおおいような気がします。それを強引に自分の思い通りにしていくにはそういったキャラを演じながら周りの迷惑を感じないふりをしながらやっていくことが必要です。 …

no image

露骨でないけど

人の手前、露骨ではないけれどやめさせるように持って行っているのは明らかです。 私はどうすれば良いのでしょうか。このまま死を待つようなものです。 抵抗します。 できるだけ。

54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。