リハビリ 後遺症 脳出血

他者からの視線

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復職して8ヵ月たちました。自分では病気のまえと変わらない感覚を取り戻しているつもりですが、まだもう体調はいいんですかとよく聞かれます。

考えてみれば仕事も失敗します。陰口も言われています。

健常者から見ればぜんぜんスピード感が違うのかもしれません。

私の仕事はパソコンに向かって印刷用の版下をつくります。発症した当初は復帰は難しいと思っていました。職場の人も動かない右手を見て難しいのではないかと思ったそうです。復帰してくらった困難です。

  • タイピングで打ち間違う。遅い(麻痺)
  • 知能障害で判断するスピードが鈍る(高次脳機能障害)
  • 注意力が鈍る(高高次脳機能障害)
  • うまくしゃべれなくて聞き返される(高次脳機能障害)
  • うまくしゃべれないので雑談も遠慮する(高次脳機能障害)
  • 駅の階段を降りるとき最後尾で行く
  • すぐ疲れる(年齢のせいもある)
  • 路の小さなくぼみにつまずいてこけた
  • 小走りが早くできないので信号をわたりきれない
  • 細かなミスが多く仕事を任せてもらえない
  • 自分のなかでは不思議なことが連続して起こる(仕事が遅れる)

代表的なものは上記のようなもので日々悶々としております。

特に高次脳機能障害がやっかいです。見た目が普通と変わらなくなってくると特に目立ちます。但し時間がたつに連れて改善しているように感じます。

本当に財部誠一さんの言葉とおりです。

「迷惑千万、難題山積だが、自分の人生を取り返すには、そこからしか始まらないのだ。」

ありがとうございます。

また追記します。

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54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。