リハビリ 入院生活

励みになった言葉

投稿日:

発症したばかりの頃、自分のこの先について誰もが不安です。ましてやほとんどの人が片麻痺の不自由な状態でどうなるのか救いの言葉を求めていました。

急性期病院では誰もはっきりしたことは言葉を濁します。しかし、リハビリ病院に移った時作業療法士のYさんは動かない私の右手をマッサージしてくれながら「きっと元のように動きますよ」と言ってくれました。根拠は分かりませんがこれほど勇気付けられた言葉はありません。職業柄後々のことを考えればなかなか言えないと思います。

私の場合、デザインを職業にしているので右手の繊細な動きは死活問題です。できるようになるか、ならないか、ならないなら他の道を探す必要があります。切実な思いはありました。特に感情の起伏がなぜか大きいというのもありました。

私が倒れたのは2019年7月25日でした。ちょうど夏の甲子園をやっていました。兵庫県の明石商業が活躍していました。急性期病院では暇な時間が多かったので面会室のテレビでよく見ていました。なぜか涙もろく、勝った、負けたでよく泣いていました。脳の感情のところにダメージあったのでしょうね。

病院ではテレビを契約している人がおおかったのを覚えています。高いので自分は契約していませんでした。リハビリ病院に移ってさすがに寂しくてテレビカード(1,000円)を買いました。その他スマホとノートパソコンを持ち込んで動画やユーチューブを見ていました。

【DAZN】世界中のスポーツを全てここで

-リハビリ, 入院生活

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

良くも悪くもない

良いのか悪いのか意識しないようになりました。 最近は普通のことはできるようになって、頭も入院直後に比べたら良いような気がします。 以前は暗証番号の4桁も覚えていられないくらい混乱していました。 普通に …

自主練

リハビリを続けるためにモチベーションを維持することが欠かせません。早く仕事に復帰したい一心で自主練に励みました。年配の人はリハビリ担当者の言う通りにやっていればいいという感じの人もいました。リハビリ病 …

関節がスムーズか

歩くときや手首を動かす時、関節がスムーズに動くかどうかで回復具合を実感します。回復するに連れて関節がスムーズになっていきます。麻痺があるとどうしても関節が固まったままになりがちですので常になめらかな動 …

問題は解決できる

粘り強く紐解いていけば問題解決の糸口が見えてきます。 どこかに答えがあるはずと信じて1本1本探していきます。 もう無理だと何度も心が折れそうになりますが 克服していかなければ次はありません。 最後にわ …

自主トレは必ずやる

利き手の右手が動かなければほぼまともに仕事ができないことになります。特にタイピング、や手書きは元に戻さなくてはならないと焦りが当初からありました。 タイピングと言ってもハードなものでなく、報告書など一 …

54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。