脳出血

医師の役割

投稿日:

言うまでもありませんがリハビリ病院はセラピストによるリハビリが中心の場所です。医師は計画されたプログラムを許可する立場です。変わったことがないかをよく聞きにきます。「変わったことありませんか。そうですか。」がいつもの会話です。

車椅子を使わないでいい許可、杖をはずす許可、院内の行動範囲の制限の緩和などは、医師の許可が必要です。先生の休み、セラピストの休みの関係で許可がなかなか出ないことがありました。売店の許可、中庭へ出てもいいという許可は嬉しかったことが思い出されます。

はじめのほうは車椅子で1階の売店へ行くのにエレベーターに乗る必要があり、広さの大切さや、同乗した人の気遣いの大切さを学びました。

車椅子は何かと大変です。トイレは車椅子と右の麻痺があり、想像を絶する大変さでした。障害者用のトイレが広いのは車椅子が方向をかえるのに必要で、手すりがなければ為す術がありません。片手でズボンを下げて用を足す大変さ、片手(利き手でない)でお尻を拭く大変さ、ウオシュレットのありがたさが身にしみました。

-脳出血

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

自分は障害者なのか

自分の行動が人から見たらどうなのか。障害を持つ人は障害枠で働くのが幸せと簡単に言えるのか。 以前と同じように働きたい、他の人と同じように会社や世の中に貢献したいと想います。 自分の能力はまだ伸びると信 …

no image

発症した日

その日は予感はありませんでした。やたら忙しい日で回答しなければいけない案件が重なっていました。あれとそれをやっても帰るのは深夜になりそうでした。 その上に部下から手伝いの依頼があったとき、これはちょっ …

脳は回復する

以前一度壊れた脳は回復しないというのが定説でした。しかしその後の研究により脳は使えなくなった脳の細胞以外の神経とつながって再構築することが分かってきました。生命はまだ未解明のことが多い証拠です。うつ病 …

リハビリ病院での生活

発症したばかりの人にとってリハビリ病院の生活とはどうゆうものか分からないと思いますのでご紹介します。私の場合まず初期は部屋が足りず個室となりました。高級ホテルの部屋のように快適でした。入院したときは車 …

同じことの繰り返し

結局自分がやったことは何だったのでしょうか。 自分が考えてきた部署の姿は理解されず病気によるブランクのためその姿はゆがめられました。 自分が始めた時より酷い形になってしまいました。 写真:札幌_201 …

54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。