脳出血

最後に勝つ

投稿日:

本当に回復するのだろうか、どこまでいけるのか、不安はありますが少しずつでも進んでいっていることに若干の嬉しさのようなものがあります。

遠くの目標に向かって真っ直ぐに歩くことは以前より出来るようになりました。速く歩いて人から抜かれないように頑張っています。世間の人の歩く速度は速いと感じます。足の親指に力を入れてフラつかないでを意識しています。

それと、毎朝のストレッチは欠かしません。こむらがえりはやはりひんぱんに起こるので筋を伸ばす感覚です。

右手について、ボタンがはめられなかったことを思いだしました。なので左手でやっていたのですが、回復するにつれてできるようになりました。あの小さな穴にボタンを通すのは難しくもう永遠にできないかと思いましたが………..これも一つのバロメーターです。

お互いに支え合いながら社会も会社も暮らしていますが、自分が少しでも支える側でいたいと、貢献できることを増やしたいと思っています。

周りの人にかまわれすぎ、気を使われすぎるのも負担です。

自分ができるという実感がうれしいのです。

写真:御岳山ロープウエイ 倒れる前に行った。

-脳出血

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

どうしようもないこと

最も近しい人が手を尽くしてどうしていいのか分からないとき、周りがいろいろ提案しても、それはもうやってみたり、他の要因でできなかったりします。 テレビなどではいいところのみ写して、それがすべての人に効果 …

no image

1周年

昨年の今日発症しました。一夜にして人生が変わりました。 おとといオリンピックのセレモニーで池江璃花子選手が喋った言葉「絶望から這い上がるにはどうしても希望の光が必要です。」に心うたれました。 なにかし …

究極には分からない

リハビリを指導してくれている人にいろいろアドバイスをもらいます。そのときにずっと違和感があったのは究極の細かい心理などは発症して実感しなければわからないんじゃないかということです。バリバリ仕事していて …

病院の環境

私が入院していた病院は郊外にあり最寄りの駅から無料バスが出ていました。周りはとても静かで余計なものは入って来ない素晴らしい環境でした。ここは自分の家からも近く週に1回か2回家族がきてくれました。 急性 …

脳出血の治療

脳血管障害は6人に1人が発症すると言われている病気です。大概は突然発症します。回復して行く過程は、急性期、回復期、維持期にわけられます。 急性期の病院は最長2ヶ月しかいることができません。私の場合、2 …

54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。