リハビリ 後遺症 脳出血 高次脳機能障害

繊細だけど強い

投稿日:

入院中は高次脳機能障害を認めたくなかったのですが、実際の仕事になると注意力や高度な判断を要することなどに傷害を感じることがあります。

出血が3mgと少量だったのですが脳が受けたダメージは大きかったということです。やっかいなのは外から分かりづらいということです。病気だからと言い訳と捉えられ、信頼を失っていきます。脳はとても繊細なので手や足の麻痺も残っています。

一方、脳の神経が破壊されてそのままということはなく、その部分以外で再構築するということが分かってきたそうです。以前は破壊されたらそのままと思われていたそうです。

新しい神経は新たなコネクションでより強固になる可能性もあるということです。

回復の順番、足→手→言語→脳 。 

脳の再構築は時間がかかると実感しています。

回復するまで慎重に過ごしましょう。

また追記します。

-リハビリ, 後遺症, 脳出血, 高次脳機能障害
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

脳が再構築する感じ

山田規畝子氏の著書を遅ればせながら読ませていただきました。「壊れた脳 生存する知」は脳卒中を発症してから経験したことに関することが書いてあり、自分に起こった、自分にとっては不思議なこと、他人にとっては …

no image

速足のヒトに抜かれる

マラソンをしていると速度が遅いので速足の人に抜かれます。またまえにいる速歩きの人を抜けません。 娘によると歩幅が小さいのが遅い原因とのこと。確かにと思うとことがあったので歩幅を大きく取ることにしました …

普通が大変

脳卒中経験者は社会に出てみるとやはり圧倒的少数派です。 退院してからよく言われるのは、「もう普通の人だ」です。障害があることは周りからすると分かりづらいかもしれませんが、普通にできていたことが今は一生 …

リハビリ担当者との付き合い方

リハビリのメニューは基本的には担当の先生が決めてくれます。私の場合、右手、右足、言語障害の症状に合わせたメニューになります。体の方はストレッチから始まり、段階的に歩行練習が行われます。初めにどのくらい …

新規事業を考えるとき

新規で事業を考えるときリソースも考えなければ失敗するのは目に見えています。苦し紛れに新しい分野の提案をしていたずらにあたふたすべきではありません。 今いる人材で少し頑張れば実現できる領域を考えなければ …

54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。