リハビリ病院で毎日顔を合わせるのはOT、PT、STの人たちです。それぞれが国家資格保持者で、毎日リハビリの訓練をしてくれます。8:50から17:00で365日毎日です。私が入院していたところはリハビリの担当者が100人近く在籍しており週休2日で回していました。
皆さん若く、感じの良い人ばかりでした。理学療法士は女性も多く小柄な人が大柄な患者をリハビリしていると歩行で崩れたりしないか心配でしたがさすがに訓練しているだけに問題なくやっていました。
以前も書きましたが若い女性と男性の患者、若い男性と女性の患者となんとなく担当が決まっていました。割と入れ替わりもありました。以前リハビリを担当してくれた人がいつの間にかいなくなっていたりしました。
ベテランになってくると若い担当者の補助を行っている人もいました。
足の麻痺がある場合、次のような選択肢があるようです。
・装具をつける:ギブスみたいな装具で足首がスムーズに上がるように補助する
・足に電気を通して通電すると足首が上がるようになっている
足に通電させるのはコンピュータ制御で、いわゆる足の神経に刺激を与えてクイッと足先が上がるようにして、歩くとき右足が地面につく直前にピーという音がして地面にこすらないようになっています。初めはリハビリ室で次は病院の廊下、外でも使いました。刺激がくる度に足首が上がるのが面白かったのを覚えています。
装具をつけるかどうかはリハビリ担当と医師で決めます。つけることが決まると装具の業者がやってきて微調整をします。ほとんどは退院してから一定の期間装具をつけるとになります。たまに装具をつけて外を歩いている人を見かけます。財部誠一氏の場合装具を付けないという意思表示をしたそうです。選択はできるのかどうか私は聞かれなかったのでわかりません。
リハビリとはいえ若い女性と接することは悲惨な現実を忘れることのできる時間でもありました。
ありがとうございます。
また追記します。