リハビリ リハビリテーション病院 入院生活 脳出血

回復する順番

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前にも書きましたが、障害が回復する順番があります。まず足です。

はじめは寝返りもうてなくてベッドから物を落としたりするとナースコールして取ってもらったりしました。夜中だったりするとすごく気がひけました。車椅子からの移譲についても、はじめは介助が必要で勝手にやると怒られました。スペースが狭いので、右の小さな車輪をベッドに引っ付けてベッドの端を掴みながら移譲しました。車椅子でずっと座っていることもありましたが、ナースコールのボタンが遠くて、ベッドに移りたくてもなかなかやってくれなくて困ったこともありました。

トイレも車椅子ではじめは介助付きでした。終わったら呼んでくださいと言われてようを足します。はじめはオムツでトイレで替えてもらったり、ベッドで体を拭いてもらう時に替えたりしました。はじめは恥ずかしかったのですがなれました。看護師さんは大変ですね。

はじめは尿の袋をつけていましたが、リハビリが面倒で一般病棟に写って1週間くらいで取ってもらいました。トイレには捉まるための棒があって、私の場合は左手のみで立ち上がったりしていました。一度トイレの中でこけたことがあり、とても焦りました。どうにか便座に坐り直しました。

ベッドへの乗り移りはリハビリの担当が、もう介助なくて大丈夫か判断して医師の許可が出て許可がでます。はじめは着替えもできなかったのですが、リハビリ病院に移る頃には着替えもできるようになりました。

腕の回復は一番遅く、180日では短いと思います。リハビリでもどんどんできることが増え、握力もまだ増えそうなところで退院という感じです。

はじめは腕の裏表を繰り返したり、リハビリのカップみたいなものを右から左に移動したりするものをやっていました。あとは、ボールをニギニギしたり、お手玉やっていました。

リハビリ病院に移ってからは文字練習を毎日やりました。ただ、文字は10カ月経った今でも書きづらいです。

言語障害について、急性期病院にはSTがいませんでした。はじめに「ぱたから」のプリントをもらってその他は自主練です。自然と回復するのかと思っていたのですが、リハビリしなければ良くなりません。今も早口や大きな声の時など言いにくい場面は残ります。

高次脳機能障害も見えにくいですが、厄介です。でも訓練すれば回復します。

まとめると、足 ⇨ 手 ⇨ 言語 ⇨ 知能 という感じです。

リハビリ病院の日数制限は短いと思います。

最後までお付き合いありがとうございます。

また、追記します。

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54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。