リハビリ 入院生活

励みになった言葉

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発症したばかりの頃、自分のこの先について誰もが不安です。ましてやほとんどの人が片麻痺の不自由な状態でどうなるのか救いの言葉を求めていました。

急性期病院では誰もはっきりしたことは言葉を濁します。しかし、リハビリ病院に移った時作業療法士のYさんは動かない私の右手をマッサージしてくれながら「きっと元のように動きますよ」と言ってくれました。根拠は分かりませんがこれほど勇気付けられた言葉はありません。職業柄後々のことを考えればなかなか言えないと思います。

私の場合、デザインを職業にしているので右手の繊細な動きは死活問題です。できるようになるか、ならないか、ならないなら他の道を探す必要があります。切実な思いはありました。特に感情の起伏がなぜか大きいというのもありました。

私が倒れたのは2019年7月25日でした。ちょうど夏の甲子園をやっていました。兵庫県の明石商業が活躍していました。急性期病院では暇な時間が多かったので面会室のテレビでよく見ていました。なぜか涙もろく、勝った、負けたでよく泣いていました。脳の感情のところにダメージあったのでしょうね。

病院ではテレビを契約している人がおおかったのを覚えています。高いので自分は契約していませんでした。リハビリ病院に移ってさすがに寂しくてテレビカード(1,000円)を買いました。その他スマホとノートパソコンを持ち込んで動画やユーチューブを見ていました。

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54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。

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