入院生活

病院で考えたこと

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突然襲ってくる脳卒中、初めての経験でこの先自分がどうなるのか不安でしょうがないと思います。いろんな可能性を考えますが身体が動かないのでもどかしいだけです。私の場合、当初右手と右足が動かなかったので、少しでも動かせるように毎日自主練、リハビリに励みました。言語障害もあったので読む練習もコツコツやりました。

今、右手も右足も動くようになりましたが、当時は不安でした。自分の悩みや不安は看護師さんの言葉の断片から想像するしかありませんでした。

看護師さんの言葉から、手が動くようになるのは一番最後だと知りました。作業療法の時間は手のリハビリのみでなく知能テストなどもありもどかしい思いもしました。とても不安だったのは会社の階段をスピーディーに上り下りできるか、自宅の前の坂を登れるかでした。幸い今はどちらも出来るようになりました。

症状にもよりますが、心配のしすぎも良くないと思います。私の場合イメージすることを常に心がけていました。自分が歩いているイメージ、タイピングしているイメージなどです。堀尾さんの本で読んだことです。足の機能は変わってないのに脳からの指令がおかしいだけなのです。脳に正しいイメージを埋め込みましょう。

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54歳の夏、仕事中に脳出血を発症。3人の子どもがいるサラリーマン。右片麻痺(利き腕、利き脚)、言語障害、高次機能知能障害の後遺症あり。発症からリハビリ、復職までの体験を残すことにしました。こんなことが自分に起こるとは思っていませんでしたが、どんなことがあっても前向きに生きていこうと思います。